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高血圧について/教えてドクター

高血圧を放っておくと 重い病気を招くことも 

内科:水野 渉 医師

健康診断で血圧が高いと言われたら・・・
早めに最寄りの医療機関を受診しましょう!

 日本人の主な死亡原因は「がん」「心臓病」「脳卒中」ですが、このうち心臓病と脳卒中は、いずれも主な原因の一つは"高血圧"です。日本の高血圧患者数は約4000万人といわれ、非常に多く、まさに国民病といえるでしょう。
 一般的に高血圧とは、血圧が基準値(140/90mmHg)以上の状態になり、それが長く続く状態のことを言います。
 高血圧を放置しておくと、動脈硬化の引き金になり、やがて心臓病や脳卒中などを引き起こし、寝たきりの原因になります。また、腎臓にも負担がかかり、腎臓病になって、最悪の場合、透析が必要になってしまうこともあります。
 高血圧は、自覚症状がないまま病気が進行することが多いため、「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」とも呼ばれる恐ろしい病気であり、早期発見、早期治療を行うことがとても重要になります。
 健康診断などで血圧が高いと言われた場合は、血圧を正常値に戻すことが重要で、まずは正しい指導に基づく「食事療法」「運動療法」を行うことです。そして、薬物療法が必要な高血圧と診断された場合は、処方されたお薬をきちんと飲むことが大切になります。
 ご自身やご家族に高血圧の心あたりがある場合は、医療機関へ早めの受診をおすすめします。

正しい知識を持って
無理せず長く続けること

 もともと日本人は、塩分をとり過ぎによる高血圧が多かったのですが、近年は、食生活の欧米化で肥満傾向の人が増え、それに伴う高血圧も増えています。
 治療はまず減塩・減量から。1日の塩分摂取量は6g未満が理想ですが、最初から頑張り過ぎる必要はありません。大事なのは継続すること。自分のできる範囲から徐々に始めればいいのです。運動も同様。医師とよく相談して、無理せず長く続けてください。
 食生活の改善では、家族の理解・協力も必要です。受診時に、料理をつくる家族などが同伴して、一緒に指導を受けるといいですね。早期であれば、食事療法と運動療法だけで、症状が改善することも少なくありません。
 また、降圧薬が必要な場合でも、血圧を上手にコントロールできれば、薬の減量や一時的な中止も可能です。ただし、自己判断で飛ばし飲みや中断を行うのは禁物です。急激な血圧上昇で、合併症を引き起こすことも。家庭血圧を朝・夜きちんと測り、毎日の自己管理が重要になります。
 高血圧の治療では、医師の指示に必ず従ってください。また、医療機関で行われている「高血圧教室」などを利用し、患者さん自身が正しい知識を持って、前向きに取り組んでいってほしいですね。



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